カルロス・サリナス・デ・ゴルタリとは?
かるろすさりなすでごるたり
カルロス・サリナス・デ・ゴルタリとは、1988年から1994年にかけてメキシコ大統領を務め、NAFTA締結など大胆な経済自由化政策を推進した政治家です。
カルロス・サリナス・デ・ゴルタリ(1948年生まれ)は、メキシコの経済学者出身の政治家で、1988年から1994年まで第53代メキシコ合衆国大統領を務めました。
ハーバード大学で経済学の博士号を取得した経歴を持つサリナスは、大統領就任後、大胆な市場開放路線を推進しました。最大の功績とされるのが、1994年に発効した北米自由貿易協定(NAFTA)の締結です。アメリカ・カナダ・メキシコの3か国が参加するこの協定は、メキシコ経済をグローバル市場に大きく開放するものでした。
また、国営企業の民営化や財政赤字の削減など、新自由主義的な経済改革を相次いで断行し、国際社会からは「メキシコ近代化の立役者」として評価される一方、貧富の格差拡大や農村部への打撃を批判する声も根強くありました。
任期終了直前の1994年にはサパティスタ民族解放軍の武装蜂起が起き、任期末には通貨ペソの急落(テキーラ危機)が発生。退任後は兄弟の汚職疑惑なども浮上し、国外に長く滞在する時期もありました。メキシコ現代史において、功罪ともに語られる存在です。
使い方・例文
「NAFTA交渉の経緯を学ぶ際、カルロス・サリナス・デ・ゴルタリの政策判断がメキシコ側の主導的役割として必ず登場します。」
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