カズオ・イシグロとは?
かずおいしぐろ
カズオ・イシグロとは、長崎生まれでイギリスで活躍する小説家であり、2017年にノーベル文学賞を受賞した日系英国人作家です。
カズオ・イシグロ(Kazuo Ishiguro、1954年生まれ)は長崎県生まれのイギリス国籍を持つ小説家です。5歳のときに家族とともにイギリスへ移住し、英語を母語として育ちました。ケント大学・イースト・アングリア大学で文学・創作を学んだ後、作家活動を開始しました。
1982年に処女小説『遠い山なみの光』を発表してデビュー。1989年には『日の名残り』でブッカー賞を受賞し、国際的な評価を確立しました。英国貴族社会を舞台に、老いた執事が過去を回顧する物語は、記憶・後悔・自己欺瞞というテーマを繊細な文体で描いた傑作として高く評価されています。
代表作には他にも以下のような作品があります。
- 『わたしを離さないで』(2005年)——クローン人間を主人公にした倫理的テーマの作品
- 『忘れられた巨人』(2015年)——中世ブリテン島を舞台にした記憶と許しの物語
- 『クララとお日さま』(2021年)——AIロボットの視点で人間の感情を描く作品
2017年にノーベル文学賞を受賞。選考委員会は「世界と我々のつながりという幻想の底に潜む深淵を明らかにした、強い感情を呼び起こす小説群」とその文学を評価しました。日系英国人として二つの文化的背景を持ちながら、普遍的な人間の内面を描き続けています。
使い方・例文
「カズオ・イシグロは日本生まれでありながら英語で執筆し、ノーベル文学賞を受賞した稀有な作家として、日英両国で広く知られる」という形で紹介されます。
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