カシャン絨毯とは?
かしゃんじゅうたん
カシャン絨毯はイラン中部の都市カシャン産の高級手織り絨毯で、精緻なメダリオン文様と豊かな色彩が特徴の名品です。
カシャン絨毯(カシャンじゅうたん)は、イラン中部イスファハン州に位置する古都カシャン(Kashan)で生産される手織り絨毯です。ペルシャ絨毯の中でも特に高い品質と芸術性で知られ、世界中のコレクターや室内装飾の愛好家に珍重されています。
カシャン絨毯の最大の特徴は、その緻密な結び目の細かさにあります。上質なものは1平方インチあたり数百もの結び目(ノット)を持ち、繊細なデザインを正確に表現することができます。素材はウール(羊毛)のほか、シルクを用いた高級品も存在します。
デザインはメダリオン(中央の大きな楕円・菱形模様)とコーナーピースの組み合わせが定番で、アラベスク模様や花唐草文様が全体を埋め尽くします。色調は深い赤・紺・ベージュを基調とするものが多く、重厚感と上品さを兼ね備えています。
カシャンは16世紀のサファヴィー朝時代にすでに絨毯産地として名高く、長い歴史の中で技術と意匠を磨いてきました。現在も伝統的な手法で制作され続けており、インテリアとしての実用性と美術品としての価値を両立させた工芸品として世界市場で高く評価されています。
使い方・例文
高級インテリアショップやオリエンタル絨毯の専門店で、カシャン絨毯はペルシャ絨毯の代表的な産地名として商品タグに記載されています。
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