カカドゥの先住民とは?
かかどぅのせんじゅうみん
カカドゥの先住民とは、オーストラリア・カカドゥ国立公園に数万年前から暮らすアボリジナルの人々で、その土地の文化的管理者です。
カカドゥ国立公園(Kakadu National Park)はオーストラリア北部準州に位置し、世界遺産にも登録された広大な自然・文化遺産地帯です。この地には、バヌ(Bunu)やミラー(Mirrar)などのアボリジナル・クランが少なくとも数万年前から継続して居住してきたことが、岩絵・遺物・口承などから確認されています。
カカドゥの先住民は、土地・水・動物・植物との深い結びつきを「カントリー」という概念で表現し、精霊的な存在(ドリーミング)を通じた世界観を持ちます。ノーランジー・ロックやウビルに残る岩絵は、数千年から最大数万年前まで遡る聖なる記録であり、現在も宗教的な意味を持ち続けています。
1979年のカカドゥ国立公園設立以来、先住民の土地所有権が段階的に認められ、現在は土地所有者であるアボリジナルの人々と政府機関とが共同で公園を管理する体制が整っています。この共同管理モデルは先住民の権利保護と自然保護を両立させる先進的な取り組みとして国際的に評価されています。観光開発やウランなどの資源開発との兼ね合いが今も課題となっています。
使い方・例文
「カカドゥの先住民による共同管理」は、先住民の土地権利と自然保護を同時に実現するモデルケースとして、環境学・法学の授業や文献で取り上げられます。
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