カウポリカンとは?
かうぽりかん
カウポリカンは16世紀のチリに生きたマプチェ族の指導者で、スペインの征服に対して強力な抵抗を組織した英雄として知られています。
カウポリカン(Caupolicán、生年不詳〜1558年頃)は、現在のチリ中部に居住していた先住民マプチェ族の戦士・指導者です。スペインのコンキスタドール(征服者)に対する組織的抵抗を率いたことで、チリ史における民族的英雄として語り継がれています。
16世紀半ば、スペインがチリ征服を進める中で、マプチェ族は各部族が統一指導者を選ぶ試練を行いました。カウポリカンはこの試練として重い丸太を長時間担ぎ続けることに成功し、タウラ(最高指揮官)に選ばれたと伝えられます。この逸話はスペインの詩人アロンソ・デ・エルシリャが叙事詩『アラウカーナ』に描いたことで広く知られるようになりました。
カウポリカンの指揮のもと、マプチェ族はスペイン軍に対して激しい抵抗を展開し、ペドロ・デ・バルディビアら著名な征服者を戦死させることにも成功しました。しかし最終的には内通者によって捕らえられ、処刑されました。彼の生涯はチリのナショナル・アイデンティティと先住民の権利運動における重要な象徴となっています。
使い方・例文
「カウポリカン」はチリの先住民史や中南米の植民地抵抗を扱う文脈で登場します。「カウポリカンはスペイン征服に最後まで抵抗したマプチェの英雄として、チリの学校教育でも教えられている」のように使われます。
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