オングストロームとは?
おんぐすとろーむ
オングストロームとは、原子・分子スケールの非常に小さな長さを表す単位で、1オングストローム=0.1ナノメートル(10億分の1メートルの10分の1)に相当します。
オングストローム(Ångström、記号:Å)とは、主に原子・分子の大きさや原子間距離、光の波長などを表すために使われる長さの単位です。1オングストロームは0.1ナノメートル(nm)、すなわち0.0000000001メートル(10のマイナス10乗メートル)に相当します。
単位名はスウェーデンの物理学者・天文学者アンダース・ヨナス・オングストローム(Anders Jonas Ångström、1814〜1874年)に由来し、彼が太陽スペクトルの波長を測定した業績を記念して名付けられました。
オングストロームが活用される主な分野は次の通りです。
- 化学・材料科学:原子半径・共有結合の結合長(典型的には1〜3Å程度)の表現
- 結晶学:X線回折による結晶構造解析での格子定数の記述
- 光学・分光学:可視光(4000〜7000Å)や紫外線の波長表現
- 薄膜技術:蒸着膜の膜厚計測
国際単位系(SI)の公式単位ではなく、SI単位であるナノメートル(nm)やピコメートル(pm)との使い分けが進んでいますが、原子スケールの直感的な把握に便利なためX線結晶学や物理化学の分野では現在も広く使用されています。
使い方・例文
水素原子の半径は約0.53Å(オングストローム)と表現され、原子・分子の世界の微細な大きさを議論するときに登場する。
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