オラフ・スタープルドンとは?
おらふすたーぷるどん
オラフ・スタープルドンは、イギリスのSF作家・哲学者で、壮大なスケールで宇宙と人類の未来を描いた思弁的小説により、SFジャンルの思想的基盤を作った先駆者です。
ウィリアム・オラフ・スタープルドン(William Olaf Stapledon、1886〜1950年)は、イギリスの哲学者・SF作家です。リバプール大学で哲学を学んだ学者でもあり、その思想的背景が彼の小説に独特の知的深みをもたらしています。第一次世界大戦では救急車運転手として従軍した経験を持ちます。
スタープルドンの代表作『最後にして最初の人類』(Last and First Men、1930年)は、現在から約20億年後までの人類の進化と文明の興亡を描いた壮大な未来史です。続く『スターメイカー』(Star Maker、1937年)はさらにスケールを宇宙全体に広げ、宇宙の創造主である「スターメイカー」の視点から無数の知的生命体の歴史を描ききりました。これらは小説というよりも哲学的・宇宙論的な思弁の書として読まれることも多いです。
スタープルドンがSFの歴史に果たした役割は次のとおりです。
- 惑星間・銀河間スケールの物語世界の確立
- 超知性・集合意識・知的生命の多様性というアイデアの先駆的提示
- SF作品に哲学・倫理学の問いを組み込む伝統の礎
アーサー・C・クラーク、スタニスワフ・レムら後世のSF作家たちに多大な影響を与え、「SFの中のSF作家」とも称されています。
使い方・例文
SF史を解説する本や「思弁的フィクション(Speculative Fiction)の源流」を語る場面でスタープルドンの名前と代表作が必ず挙がります。
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