オクタビオ・パスとは?
おくたびお・ぱす
オクタビオ・パスはメキシコを代表する詩人・文学者で、1990年にノーベル文学賞を受賞したラテンアメリカ文化の巨人です。
オクタビオ・パス(Octavio Paz、1914年〜1998年)は、メキシコ出身の詩人・批評家・随筆家です。ラテンアメリカ文学を代表する存在として国際的に高く評価され、1990年にラテンアメリカ出身者としては初めてノーベル文学賞を受賞しました。
パスは詩人としてだけでなく、文化批評家・外交官としても活躍しました。日本やインド、フランスなど各国に外交官として赴任した経験が、東洋と西洋の思想を融合させた独自の視点を育てました。特にインド滞在中に書かれたエッセイや詩にはアジア的な感性が色濃く反映されています。代表的な詩集には『自由の石(Piedra de sol)』(1957年)があり、アステカの暦石(太陽の石)をモチーフにした巡環するイメージが特徴的です。
批評・随筆の分野でも重要な著作を残しています。メキシコ国民の精神と文化的アイデンティティを分析した『孤独の迷宮(El laberinto de la soledad)』(1950年)は、メキシコの社会・文化を理解するうえで欠かせない古典的著作として世界中で読まれています。また前衛芸術・シュルレアリスム・東洋思想を横断する幅広い知識と洞察をもとに、詩・言語・文化についての豊かな批評活動を行いました。
使い方・例文
「オクタビオ・パスはノーベル文学賞受賞者として、メキシコの文化と詩の偉大な伝達者として紹介されます」というように、ラテンアメリカ文学の文脈で登場します。
この用語をシェア
最終更新: