オオヤスデとは?
おおやすで
オオヤスデとは、体長が数センチに達する大型のヤスデ類の総称で、落ち葉や腐植土を分解する分解者として知られる節足動物です。
オオヤスデとは、多足類に属するヤスデ(倍脚類)の中でも特に体が大きな種を指す総称的な呼び名です。ヤスデはムカデに似た長い体を持ちますが、各体節に2対の脚を持つ点(ムカデは1対)で区別されます。「オオ(大)ヤスデ」という名は複数の種に使われますが、日本ではアシナガヤスデ科やドスコイヤスデ科などに属する大型種が代表的です。
ヤスデ全般の特徴として、体節が多く脚の数が多いこと(種によっては100本以上)、動きが緩やかなこと、そして草食・腐食性で枯れ葉や腐植物を主食とすることが挙げられます。これにより森林の物質循環に重要な役割を果たす「分解者」として機能しています。
オオヤスデが生息する環境と生態の特徴は以下の通りです。
- 落ち葉が積もった湿った森林の地表や土中に生息する
- 天敵に対して毒や刺激臭を持つ分泌物を出して防衛する種が多い
- 丸まって球状になり身を守るものもいる(ダンゴムシに似た行動)
- 光を嫌う夜行性が多く、昼間は落ち葉の下に隠れている
人体への直接的な害は少ないものの、大量発生すると農作物への影響や住居への侵入が問題になることがあります。一方で生態系における分解者としての役割は重要で、土壌形成に貢献する存在として生物学的にも注目されています。
使い方・例文
山道のハイキング中に落ち葉をめくると、細長い体に多数の脚を持つオオヤスデが姿を現すことがあり、森林の分解者として静かに土壌を豊かにしています。
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