本文へスキップ

オオタカとは?

おおたか

オオタカとは、日本を代表する大型の森林性タカで、かつては絶滅危惧種に指定されていたものの、保護政策により個体数が回復した猛禽類です。

オオタカ(学名:Accipiter gentilis)は、タカ目タカ科に属する中〜大型の猛禽類で、全長はオスで約50センチメートル、メスで約57センメートル程度です。名称に「大」が付きますが、日本のタカ科の中ではサイズは中型で、ハヤブサより小さく、クマタカより小さい部類に入ります。成鳥は背面が青みがかった暗灰色で、胸・腹は白色地に細かい灰色の横縞が入ります。幼鳥は褐色がかった縦縞模様を持ちます。

オオタカは森林を狩猟場とする俊敏な猛禽で、木々の間を縫うように飛翔しながら鳥類や中型哺乳類を捕えます。主な獲物はハトやカモなどの中型鳥類、ウサギやリスなどの哺乳類です。その攻撃力と俊敏さから、日本では平安時代から鷹狩り(鷹匠によるタカを用いた狩猟)に使われてきた歴史があり、武家社会においても高い地位の鷹として珍重されました。

20世紀後半には農薬(DDTなど)による繁殖障害と、開発による森林の減少によって個体数が激減し、環境省のレッドリストで絶滅危惧種(旧分類)に指定されました。しかし、1993年に種の保存法の対象となり保護が強化されたことで個体数が回復し、2017年には準絶滅危惧種に改訂されました。

現在は全国の森林地帯に広く分布し、近年では都市近郊の林でも繁殖が確認されています。オオタカの存在は森林環境の豊かさを示す指標として評価されており、自然環境アセスメントにおいても重要な調査対象となっています。

使い方・例文

「開発予定地でオオタカの営巣が確認されたため、環境影響評価が見直され、工事計画が変更されることになった。」

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語