エーモン・デ・ヴァレラとは?
えーもんでう゛ぁれら
エーモン・デ・ヴァレラは、アイルランド独立運動の指導者から大統領まで務めた政治家で、アイルランドの国家形成に決定的な役割を果たした人物です。
エーモン・デ・ヴァレラ(1882〜1975年)は、ニューヨーク生まれのアイルランド系政治家で、20世紀のアイルランド史において中心的な役割を担いました。数学教師として働いていましたが、アイルランド独立運動に加わり、1916年のイースター蜂起に参加しました。
イースター蜂起後に死刑判決を受けながらもアメリカ市民権を理由に減刑され、その後イギリスとの交渉・対立を経てアイルランドの独立を追求しました。1937年にはアイルランド憲法の起草を主導し、共和国としての国家の礎を築きました。
デ・ヴァレラの政治的軌跡は次のように整理できます。
- イースター蜂起(1916年)への参加と生還
- シン・フェイン党・フィアナ・フォイル党の指導者として独立・政治を牽引
- アイルランド自由国からの完全独立を志向した1937年憲法の制定
- 首相(タオイシャハ)を複数期にわたって務め、大統領にも就任(1959〜1973年)
第二次世界大戦中のアイルランドの中立政策を堅持したことも、彼の政治的遺産の一つです。アイルランド・カトリック的な価値観を国家政策に反映させた保守的側面も持ちながら、外国の支配から国民を解放した指導者として今日も広く記憶されています。アイルランドの国民的英雄であり、最も長く影響力を保持した政治家の一人です。
使い方・例文
アイルランドの歴史を学ぶ際、デ・ヴァレラの名前はイースター蜂起、アイルランド内戦、憲法制定、そして長期政権と、20世紀前半のほぼすべての重要な局面に登場します。
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