エヴォ・モラレスとは?
えゔぉもられす
エヴォ・モラレスとは、ボリビアの先住民出身の政治家で、同国初の先住民系大統領として長期政権を担い、天然資源の国有化や社会政策で知られます。
エヴォ・モラレス(Evo Morales、本名:フアン・エボ・モラレス・アイマ)は、ボリビアの政治家で、2006年から2019年まで大統領を務めました。ボリビア史上初の先住民(アイマラ族)出身の大統領として、中南米の政治史に大きな足跡を残しました。
コチャバンボ県のコカ農家の家庭に生まれ、若い頃からコカ農家(コカレロ)の労働組合運動に携わりました。1990年代には農民・先住民の権利を訴える社会運動の指導者として頭角を現し、MAS(社会主義運動)党を率いて政界に進出。2005年の大統領選挙で過半数を超える得票率で当選し、翌2006年に就任しました。
モラレス政権の主な政策は以下の通りです。
- 天然ガス・石油産業の国有化による国家収入の大幅拡大
- 先住民の権利保護と多民族国家としての新憲法制定(2009年)
- 教育・医療・貧困対策への社会支出の拡大
- コカ栽培の合法化擁護(コカは伝統的な作物であり、麻薬とは区別する立場)
- ベネズエラのチャベス政権などとの左派連帯外交
2019年の大統領選挙で再選が争われた際、選挙不正疑惑と軍・警察の圧力により辞任し、メキシコへ亡命しました。その後、帰国してMASの指導者として影響力を保ち続けましたが、後継者のルイス・アルセ大統領との路線対立も生じています。モラレスは中南米の「ピンク・タイド(左傾化の波)」を代表する指導者のひとりとして、国際的にも注目される存在です。
使い方・例文
「エヴォ・モラレスは、先住民出身の大統領としてボリビアの天然ガスを国有化し、南米の左派政治を語るうえで欠かせない人物として取り上げられます」というように、中南米政治・社会運動の文脈で登場します。
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