エリザベス・ブラックウェルとは?
えりざべす・ぶらっくうぇる
近代西洋医学において女性として初めて正式な医師免許を取得したアメリカの医師で、女性の医療参加への道を切り開いた先駆者です。
エリザベス・ブラックウェル(Elizabeth Blackwell、1821年〜1910年)は、イギリス・ブリストル生まれでアメリカに移住した医師です。1849年、ニューヨーク州のジュネーヴ医科大学を首席で卒業し、近代西洋医学において女性として初めて正式な医学学位を取得した人物として歴史に名を刻みました。
医師を目指したブラックウェルは、当時の多くの医科大学から女性であることを理由に入学を拒否されました。ジュネーヴ医科大学に合格できたのも、男子学生たちが「女性の入学を認めるかどうか」の投票を冗談として可決したためだったといわれています。それでも彼女は卒業後、ニューヨークやパリ・ロンドンで研鑽を積みました。
帰国後の彼女の主な業績は次の通りです。
- 1857年:ニューヨーク貧困女性・小児診療所を共同設立し、貧しい女性・子どもへの医療を提供
- 1868年:女性医学校(Women's Medical College of the New York Infirmary)を設立し女性医師の育成に貢献
- 医学教育における衛生学・予防医学の重要性を早くから主張
- 晩年は英国に戻り、女性の医学教育推進活動を続けた
ブラックウェルの生涯は、ジェンダーの壁を越えて専門職に参入しようとする女性たちの権利運動と深く結びついており、医療における女性の地位向上に大きな足跡を残しました。
使い方・例文
「エリザベス・ブラックウェルの挑戦は、後世の女性医師たちに道を開き、今日では医学部の女性比率が男性と肩を並べる国も多い。」
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