エミール・ラテナウとは?
えみーるらてなう
エミール・ラテナウは、ドイツの実業家でエジソンの特許を取得してAEG(ドイツ総合電気会社)を創設し、近代ドイツ電機産業の礎を築いた人物です。
エミール・ラテナウ(Emil Rathenau、1838〜1915年)は、ベルリン生まれのドイツの実業家・産業家です。機械工学を学んだ後、金属加工業で実業界に入り、やがて電気産業の可能性にいち早く着目しました。
ラテナウの最大の決断は、1881年のパリ万博でトーマス・エジソンの白熱電灯と発電システムを目の当たりにし、翌年エジソン社からドイツにおける特許使用権を取得したことです。これを足がかりに1883年にドイツ・エジソン会社を設立し、さらに1887年にはAEG(Allgemeine Elektricitäts-Gesellschaft/ドイツ総合電気会社)を創設しました。
AEGはその後、発電所建設・電力供給・電気製品製造を手掛ける総合電機企業へと急成長を遂げます。当時のドイツにおける電力インフラ整備に中心的な役割を果たし、シーメンスと並ぶドイツ電機産業の二大巨頭となりました。
ラテナウの経営面での特徴は、優秀な技術者や科学者を積極的に登用し、研究開発を重視した点にあります。後継者として息子のヴァルター・ラテナウが実業界と政界で活躍しましたが、ヴァルターはワイマール共和国の外務大臣として活動中に暗殺されたことでも知られています。エミール・ラテナウは近代ドイツ工業化を象徴する企業家として歴史に名を刻んでいます。
使い方・例文
ドイツ電機産業の歴史やAEGの創業エピソードを調べるとき、またエジソンの技術がヨーロッパへ普及した経緯を説明する文脈で登場します。
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