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エファメラとは?

えふぁめら

エファメラとは、本来一時的な用途のために作られたチラシ・パンフレット・切符などの印刷物で、資料として収集・保存の対象となるものです。

エファメラ(ephemera)とは、もともと「一日限りのもの」「束の間のもの」を意味するギリシャ語に由来する語で、図書館学・博物館学・コレクションの分野では、当初は長期保存を意図せず作られた各種印刷物・紙製品を指します。

具体的には次のような資料が含まれます。

  • 商業印刷物:広告チラシ、カタログ、値札、包装紙など
  • 交通関連:乗車券、時刻表旅行パンフレットなど
  • 催事関連:プログラム、招待状、入場券、ポスターなど
  • 行政・社会:選挙ビラ、公告、メニュー、ラベルなど

エファメラは使い捨てを前提に作られるため、印刷部数が少なく、保存されることがまれです。しかし後世から振り返ると、当時の社会・文化・商業・デザインの実態を生々しく伝える一次資料としての価値が高く評価されます。例えばヴィクトリア朝時代の商品カタログや戦時中の配給券は、当時の生活様式を知る貴重な手がかりです。

欧米では専門のエファメラ収集家(コレクター)や学術機関がこれらを体系的に保存・研究しており、日本でも近年、図書館や資料館がエファメラを積極的に収集する動きが広まっています。デジタル化によって閲覧機会も格段に広がっています。

使い方・例文

古い映画館のプログラム冊子や明治・大正期の商店チラシなど、当時は使い捨てにされていた印刷物がエファメラとして博物館や図書館のコレクションになっている事例で使われます。

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