エパメイノンダスとは?
えぱめいのんだす
エパメイノンダスとは、古代ギリシャのテーバイの将軍・政治家で、斜線陣という革新的な戦術を編み出し、スパルタの覇権を打ち破ったことで知られる人物です。
エパメイノンダスは紀元前4世紀のテーバイ(ボイオーティア地方)を代表する軍事指揮官であり、古代ギリシャ世界における勢力図を根本から塗り替えた人物です。それまでのギリシャ戦術では、重装歩兵(ホプリテス)の密集隊形(ファランクス)を均等に並べることが基本でしたが、彼はその常識を覆しました。
彼の革新の核心は「斜線陣(エパメイノンダスの斜線陣)」と呼ばれる戦術にあります。
- 左翼に戦力を集中(深さ50列とも伝わる)し、精鋭の「神聖隊」をここに配置
- 右翼を薄くして敵の追撃を受け流しつつ、左翼で敵の最強部隊を撃破
- 敵の右翼(通常最強部隊が配される側)を圧倒的な質・量で叩く
この戦術は紀元前371年のレウクトラの戦いで見事に機能し、長年ギリシャに君臨していたスパルタ軍を決定的に打ち破りました。さらにマンティネイアの戦い(紀元前362年)でも勝利しますが、彼自身はこの戦いで戦死します。
彼の戦術思想は後世にも大きな影響を与え、マケドニアのフィリッポス2世やアレクサンドロス大王がその考え方を発展させたとされています。
使い方・例文
世界史や軍事史の文脈で「斜線陣」「レウクトラの戦い」とともに登場します。戦術の革新者として語られる際、後世の名将たちへの影響を論じる場面でも引用されます。
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