エコー賞とは?
えこーしょう
エコー賞とは、ドイツで最も権威ある音楽賞として長年にわたり開催されてきた授賞式です。
エコー賞(ECHO Award)は、ドイツの音楽産業団体「ドイツ・フォノグラフィッシェ・ヴィルトシャフト(Bundesverband Musikindustrie)」が主催していた音楽賞です。1992年から2018年まで毎年授賞式が行われ、ドイツ国内で最も権威ある音楽賞として広く認知されていました。
エコー賞はドイツ国内の音楽売上データをもとに受賞者を選定する仕組みが特徴で、ポップ、ロック、クラシック、ジャズなど多数のジャンルにわたる部門が設けられていました。毎年数十部門の受賞者が発表され、ドイツ語圏の音楽界にとって一大イベントでした。
しかし、2018年に受賞したドイツのラッパー2名が、ホロコーストを揶揄するような歌詞を含む楽曲で受賞したことが大きな批判を呼びました。これに抗議して、すでに受賞していた複数の著名アーティストや文化人がトロフィーを返還する事態に発展。主催団体はこの年をもって賞を廃止することを決定しました。
エコー賞の廃止後、ドイツ音楽産業は新たな賞の設立を模索し、2019年以降は代替となる賞が設けられました。エコー賞はドイツ音楽史において重要な役割を果たした賞として、また文化賞をめぐる倫理的議論の事例として記憶されています。
使い方・例文
「ドイツ音楽史の授賞式や、音楽賞の倫理的問題を論じる文脈で『エコー賞廃止事件』として言及される場面に登場します。
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