エコノミー症候群とは?
えこのみーしょうこうぐん
長時間同じ姿勢で座り続けたことで血栓ができ、肺の血管を詰まらせる病気の通称。正式にはエコノミークラス症候群という。
エコノミー症候群とは、飛行機や自動車、バスなどの狭い座席で長時間同じ姿勢のまま座り続けることによって、主に脚の静脈に血の塊(血栓)ができ、それが血流に乗って肺の血管まで運ばれ、詰まってしまう病気を指す通称である。正式には「エコノミークラス症候群」と呼ばれ、医学的には「静脈血栓塞栓症」の一種である「旅行者血栓症」、そして血栓が肺の血管を塞いだ状態を指す「急性肺血栓塞栓症(肺塞栓症)」に相当する。
長時間にわたり脚を動かさずに同じ姿勢を保つことで、脚の静脈の血流が滞りやすくなることに加え、機内や車内の乾燥した環境、水分摂取不足などによる血液の濃縮が発症の背景として挙げられている。名称に「エコノミー」とあるが、座席が広いビジネスクラスやファーストクラス、自動車での長距離移動、災害時の避難所での長時間の車中泊、デスクワークで長時間座り続ける状況など、長時間同じ姿勢を続けるあらゆる場面で起こり得るとされる。
予防としては、次のようなことが一般的に勧められている。
- 定期的に足首を動かしたり軽く伸ばしたりして、脚の血流を促す
- 可能であれば機内や車内で適度に歩く、休憩をとる
- 水分をこまめに補給し、血液の濃縮を防ぐ
- 着圧ソックスの着用が有効とされる場合もある
ただし、持病がある人や血栓のリスクが高いとされる人は、自己判断に頼らず、搭乗や長距離移動の前に医師に相談することが望ましい。
使い方・例文
長距離フライトではエコノミー症候群を防ぐため、こまめに足首を動かし水分をとるとよいとされる。
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