ウル・ナンムとは?
うるなんむ
ウル・ナンムは、紀元前22世紀ごろのメソポタミアでウル第三王朝を創始した王で、現存する最古の法典の一つとされる「ウル・ナンム法典」を制定したことで知られます。
ウル・ナンム(Ur-Namma、在位:紀元前2112〜2095年ごろ)は、古代メソポタミアのシュメール人の王。ウル第三王朝(ウル第三期)を開いた創始者であり、軍事的統一と大規模な建設事業、そして法典の制定によってその名を歴史に刻んでいる。
ウル・ナンムの最も重要な業績として挙げられるのが「ウル・ナンム法典」の制定である。これはこれまで発見されたなかで最古の部類に入る成文法典の一つとされており、賠償や罰則を定める条文が含まれていた。ハンムラビ法典(紀元前18世紀ごろ)よりも古く、法による統治という概念の起源として研究者の注目を集めている。
建設分野では、シュメールの主要都市ウルにある「ウルのジッグラト」(大神殿塔)の建設を主導したことでも知られる。ジッグラトは神への信仰と王権の象徴であり、ウル・ナンムはその建設を通じて宗教的権威と政治的支配を結びつけた。
ウル第三王朝の時代は、シュメール文化・行政・文書作成が高度に発達した時期であり、ウル・ナンムの治世はその基盤づくりに決定的な役割を果たした。
使い方・例文
法の歴史や古代文明を扱う授業・書籍で「世界最古の法典」として紹介される際に、ウル・ナンムの名前と「ウル・ナンム法典」が取り上げられることが多い。
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