ウィレム・メンゲルベルクとは?
うぃれむめんげるべるく
ウィレム・メンゲルベルクとは、20世紀前半に活躍したオランダの指揮者で、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団を長年率いて世界的な水準に高めた人物です。
ウィレム・メンゲルベルク(Willem Mengelberg、1871年3月28日 - 1951年3月21日)は、オランダのユトレヒト生まれの指揮者です。1895年から1945年にわたる実に半世紀にわたり、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者を務めました。
メンゲルベルクの下でコンセルトヘボウ管弦楽団は世界有数のオーケストラへと成長しました。特にマーラーやリヒャルト・シュトラウスとの親交が深く、両作曲家の作品の権威ある解釈者として名を馳せました。マーラーはメンゲルベルクに自作の交響曲を捧げており、その関係の深さがうかがえます。
また、バッハの「マタイ受難曲」を毎年演奏する伝統を確立したことでも知られます。その演奏スタイルはロマン主義的な表情付けを好み、ポルタメントなど当時の慣習的な奏法を多用したもので、現代の演奏習慣とは大きく異なります。
しかし第二次世界大戦中にナチス・ドイツ占領下のオランダで活動を続けたことを問題視され、戦後に対敵協力者として裁かれ、指揮活動を禁じられました。その後スイスに移り、同地で没しました。音楽的功績と戦時中の行動という複雑な遺産を持つ指揮者として、歴史に刻まれています。
使い方・例文
指揮史やオーケストラ史の文脈で「コンセルトヘボウを育てた指揮者」として言及されるほか、古い録音でロマン主義的な演奏スタイルを学ぶ際に取り上げられることがあります。
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