ウィリアム・エドワード・パリーとは?
うぃりあむえどわーどぱりー
ウィリアム・エドワード・パリーとは、19世紀イギリスの海軍士官・探検家で、北西航路探索と北極点接近の記録で知られます。
ウィリアム・エドワード・パリー(1790〜1855年)は、イギリス海軍の士官であり、北極探検の黎明期を代表する探検家の一人です。ヨーロッパからアジアへの近道として長年求められてきた北西航路(北アメリカ北岸を通る航路)の探索に複数回挑み、その業績で高い名声を得ました。
1819〜1820年の第1回北極探検では、ランカスター海峡を通過して西経110度を突破し、当時の最西端到達記録を打ち立てました。この功績により英国議会から多額の懸賞金を受け取り、一躍名声を高めました。その後も北西航路探索の遠征を繰り返しましたが、完全な通過には至りませんでした。
1827年には北極点到達を目指す遠征を率い、スピッツベルゲン島を出発して北緯82度45分に到達しました。これはその後約50年間破られなかった北方到達記録であり、近代北極探検史上の画期的な成果です。
パリーの探検活動は単なる記録更新にとどまらず、極地での越冬技術・食料管理・船員の精神的維持など、後の極地探検に活かされる多くの知見を蓄積しました。帰国後は海軍の要職を歴任し、准将にまで昇進しました。
使い方・例文
北極探検史や大航海・探検時代の延長線上にある極地探索を学ぶ際に取り上げられ、北西航路の歴史を語るうえで欠かせない人物です。
この用語をシェア
最終更新: