ウィラード・ヴァン・オーマン・クワインとは?
うぃらーどばんおーまんくわいん
クワインは20世紀アメリカを代表する分析哲学者で、経験主義の教義を批判し、存在論・言語哲学・認識論に大きな影響を与えました。
ウィラード・ヴァン・オーマン・クワイン(1908〜2000年)は、アメリカのオハイオ州生まれの哲学者で、ハーバード大学で長く哲学を教えました。20世紀後半の分析哲学を代表する人物のひとりです。
クワインの哲学的功績として最も広く知られるのは、1951年の論文「経験主義の二つのドグマ」です。この論文で彼は、分析命題(意味だけで真となる命題)と総合命題(経験で確かめられる命題)の区別、および個々の命題が独立して経験と照合できるという「還元主義」を批判しました。代わりに、知識は「信念の全体論的な網の目」として経験と向き合うという「ホーリズム」を提唱しました。
クワインの主要な哲学的貢献は以下の通りです。
- 「存在するとは変数の値であること」という存在論的基準
- 翻訳の不確定性・指示の不可測性に関する議論
- 自然化された認識論(認識論を経験科学の一部として再構成)
- 論理学・集合論の基礎研究
主著に『論理的観点から』『語と対象』『存在論的相対性』などがあります。クワインの思想は、現代の言語哲学・認識論・存在論において今なお重要な参照点となっています。
使い方・例文
分析哲学や認識論の講義で、経験主義の批判や意味の全体論を論じる際に「クワイン」の名前が必ず取り上げられます。
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