イヴ・クラインとは?
いゔくらいん
イヴ・クラインは、自ら開発した鮮烈な青「インターナショナル・クライン・ブルー(IKB)」で知られるフランスの前衛美術家です。
イヴ・クライン(Yves Klein、1928〜1962年)は、フランスのニースに生まれた前衛美術家です。わずか34歳で急逝するまでの短い生涯に、20世紀美術史に残る数々の挑発的な作品と概念を生み出しました。
クラインの最も象徴的な業績は、独自の顔料配合によって作り出したインターナショナル・クライン・ブルー(IKB:International Klein Blue)の開発です。深く純粋なウルトラマリン系の青を、輝きを損なわず画面に定着させるための特殊な媒剤(合成樹脂)を化学者と協力して開発し、1957年に特許を取得しました。IKBを単色で塗り尽くしたモノクローム絵画は、色そのものを「純粋な感性」の表れとして体験させる作品として今も世界中の美術館に収蔵されています。
クラインの活動は絵画にとどまりません。
- アンソロポメトリー:モデルの体にIKBを塗り、キャンバスに押しつけて作る身体的制作パフォーマンス
- 空気建築・非物質絵画:「空」そのものを作品とする概念的試み
- ゴールドリーフを用いたモノクロームや火炎を使った作品群
クラインはヌーヴォー・レアリスムの創設メンバーでもあり、ミニマリズム・コンセプチュアルアートの先駆けとして現代美術の歴史に深く刻まれています。
使い方・例文
現代美術館でまばゆいほどの深い青一色のキャンバスを目にしたとき、それがIKBを使ったクラインの作品である可能性があります。
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