インジゴカーマインとは?
いんじごかーまいん
インジゴカーマインとは、インジゴ(藍)を磺化処理して得られる水溶性の青色色素で、食品添加物や医療・染色の分野で用いられる合成色素です。
インジゴカーマイン(indigo carmine)は、天然染料インジゴ(藍色素・インジゴチン)をスルホン化(磺化)して水溶性にした合成色素です。化学名は5,5'-インジゴチンジスルホン酸二ナトリウムで、食品添加物としてはFD&C Blue No.2(米国)、EU食品添加物番号E132として認定されています。鮮やかな青色を呈し、インジゴブルーよりやや赤みがかった青色が特徴です。
インジゴ(インジゴチン)はもともとインドや日本の藍植物(タデアイ・インド藍など)から得られる天然染料です。インジゴカーマインはその水溶性誘導体として19世紀に開発され、天然インジゴが水に溶けにくい欠点を克服したものです。現代では主に石油化学原料からの合成品が流通しています。
インジゴカーマインの主な用途は以下のとおりです。
- 食品着色料:菓子・清涼飲料・アイスクリームなどの青系着色
- 医療:腎機能検査の静脈注射用色素として尿路の可視化に利用
- 染色・印刷:繊維染色やインクの青色成分
- 分析化学:酸化還元指示薬・pH指示薬として実験室で使用
食品用途ではFD&C認定色素として安全性が評価されていますが、一部の研究では大量摂取による過敏反応の報告もあり、各国の規制と使用量上限が設けられています。医療分野では尿管・膀胱の境界確認や腎機能評価の補助的手段として一定の役割を担っています。
使い方・例文
青色の糖衣錠やゼリービーンズなどの青い食品に着色料として使われているほか、泌尿器科の手術や腎機能検査で尿の流れを可視化するために静脈注射で用いられることがある。
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