イモルダ・マルコスとは?
いもるだまるこす
イメルダ・マルコスとは、フィリピンの元大統領フェルディナンド・マルコスの妻で、政治家としても長く活動し、豪華な生活ぶりと大量の靴の収集で世界的に知られる人物です。
イメルダ・マルコス(1929年〜)は、フィリピン第10代大統領フェルディナンド・マルコス(在任1965〜1986年)の妻として、権威主義体制下において絶大な権力と影響力を持ちました。マニラ市長や文化大臣などを歴任し、「ニュー・ソサエティ」構想のもとで文化・観光政策を推進しました。
1972年の戒厳令布告後、マルコス政権は強権的な統治を強め、イメルダはその象徴的存在として国際的に注目されました。彼女の豪奢な生活ぶり——とりわけ3,000足ともいわれる靴のコレクション——は、政権の腐敗と国民との乖離を示すものとして批判され、後に「イメルダ・マルコスの靴」という表現が権力者の浪費を指す言葉として定着しました。
1986年のピープルパワー革命によりマルコス政権が崩壊すると、一家はハワイへ亡命。フェルディナンドの死後、イメルダはフィリピンに帰国し、国会議員として政界に復帰しました。横領・汚職に関する多くの裁判を抱えながらも長年政治活動を続け、息子のボンボン・マルコスが2022年に大統領に就任したことで再び政治的影響力を持つ立場となりました。
使い方・例文
フィリピンの独裁政治や権力者の腐敗を論じる際、また「靴のコレクション」の象徴的エピソードとして世界史・政治学の文脈に登場します。
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