イマヌエル・スウェーデンボルグとは?
いまぬえるすうぇーでんぼるぐ
イマヌエル・スウェーデンボルグは、18世紀スウェーデンの科学者・神秘思想家で、自然科学の業績に加え、霊界を実際に訪れたと主張する神秘体験の著述でも知られます。
イマヌエル・スウェーデンボルグ(1688〜1772)は、スウェーデン出身の科学者・発明家・神学者・神秘思想家です。前半生は自然科学者として活躍し、鉱物学・解剖学・天文学・工学などの分野で多数の著作を残しました。
スウェーデンボルグは50代半ばに宗教的覚醒を経験し、天使や霊と自由に対話し霊界を訪れることができると主張するようになりました。以後、後半生の大半を霊的体験の記述と聖書の神秘的解釈に費やしました。主要な神学著作には次のものがあります。
- 『天界の秘義』(1749〜56):聖書の霊的な意味を解説した全8巻の大著
- 『天界と地獄』(1758):天国・地獄・霊界の構造を詳述した代表作
- 『新エルサレム』:新しいキリスト教教会の設立を説いた著作
スウェーデンボルグは「照応(照応論)」という概念を提唱しました。物質界のすべての事物は霊的領域の対応物を持ち、両者は対応関係にあるという考えです。この思想はボードレールやバルザックらのフランス象徴主義文学に影響を与えました。
彼の思想を継承する「新エルサレム教会(スウェーデンボルグ派)」は今日も存在しており、ブレイク・エマーソン・ヘレン・ケラーなど多くの思想家・芸術家がスウェーデンボルグの著作に強い関心を寄せています。
使い方・例文
神秘主義や霊性を扱う文脈で「スウェーデンボルグ的な宇宙観」という表現が使われ、物質界と霊的世界が対応しながら共存するという世界観を指します。
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