イタイプダムとは?
いたいぷだむ
イタイプダムとは、ブラジルとパラグアイの国境に建設された世界有数の水力発電ダムで、両国の電力供給に大きく貢献しています。
イタイプダム(Itaipu Dam)は、南米のパラナ川(ブラジルとパラグアイの国境河川)に建設された大規模な水力発電ダムです。ブラジルとパラグアイの共同プロジェクトとして建設され、1984年に発電を開始しました。
ダムの主要な諸元は以下のとおりです。
- 堤体全長:約7,919メートル(世界最長クラス)
- 高さ:約196メートル
- 総発電容量:14,000メガワット(拡張後)
- 年間発電量:世界最大水準を長年維持
イタイプダムは長期にわたり「年間発電量世界一」の記録を保持してきましたが、中国の三峡ダムが稼働を拡大するにつれ順位が変動しています。それでも南米最大の水力発電施設として、ブラジルの消費電力のおよそ15〜17%、パラグアイにとってはほぼ全電力をまかなうほどの重要性を持ちます。
建設にあたっては広大な地域が水没し、グアラニー族の先住民居住地や貴重な自然環境が失われたことが国際的な問題としても取り上げられました。イタイプダムはエネルギー安全保障と環境・社会問題の両面を持つ事例として、工学・国際関係・環境学の分野で頻繁に参照されます。
使い方・例文
イタイプダムはエネルギー問題を扱う授業や文献で、再生可能エネルギーとしての水力発電の可能性と環境負荷を論じる際の代表的な事例として登場します。
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