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イソリズムとは?

いそりずむ

ソリズムとは、中世ヨーロッパの多声音楽で、旋律型と律動型を独立して繰り返す作曲技法です。

ソリズム(isorhythm)は、主に14〜15世紀中世後期からルネサンス初期のヨーロッパ音楽で用いられた作曲技法です。「等しい(iso)」と「リズム(rhythm)」を組み合わせた言葉で、一定のリズム型を繰り返すことを指します。

具体的には、次の二つの要素を組み合わせて声部を構成します。

  • タレア(talea):繰り返されるリズム型(音符の長短パターン)
  • コロル(color):繰り返される音の高さのパターン(旋律型)

タレアとコロルは長さが異なることが多く、互いに位相をずらしながら重なるため、同じリズム型でも毎回異なる音高が当てはまり、聴き手には多様な表情として聞こえます。これにより機械的な繰り返しにならず、複雑で有機的な音楽構造が生まれます。

イソリズムを最も積極的に活用した作曲家はフランスのギョーム・ド・マショーで、彼のモテット作品に典型的な用法が見られます。後にフィリップ・ド・ヴィトリらも発展させ、アルス・ノヴァ(新芸術)と呼ばれる音楽革新の重要な技法となりました。20世紀にも現代作曲家が再評価・応用しており、音楽史上の重要な構造的手法として位置づけられています。

使い方・例文

イソリズムは、中世のモテットを分析する際に「この声部はどのリズム型を何回繰り返しているか」という観点で登場します。

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