イシドルス (セビリャの)とは?
いしどるす
イシドルス(セビリャの)とは、6〜7世紀の西ゴート王国で活躍したスペインの司教・神学者で、中世最大の百科全書家として知られる人物です。
イシドルス(セビリャの)は560年頃にスペインのカルタヘナで生まれ、636年にセビリャで没した司教・神学者です。西ゴート王国時代のスペインにおいて最も重要な知識人の一人として位置づけられています。
彼の最大の業績は、全20巻にわたる百科全書『語源論(エティモロジアエ)』の編纂です。この著作は文法・修辞学・弁証法・数学・医学・神学など当時知られていたほぼすべての学術分野を網羅しており、古代の知識を後世に伝える橋渡しとして中世ヨーロッパで広く読まれました。写本が数百点残されており、印刷術発明以前の書物としては異例の普及度を誇ります。
神学面では、604年から636年に死去するまでセビリャ大司教を務め、西ゴート王国のカトリック化推進にも貢献しました。また複数の教会会議を主導し、教会法の整備にも尽力しています。
1598年には列聖され、1722年にはスペイン・インディアス教会の守護聖人に指定されました。近年ではインターネットの守護聖人ともされることがあり、現代においてもその名が語られています。
使い方・例文
「イシドルスの『語源論』は、中世の修道院学校で教科書として使われた」という文脈で登場します。また「インターネットの守護聖人」として話題になる場面でも名前が出ます。
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