イサベル・ペロンとは?
いさべるぺろん
イサベル・ペロンとは、アルゼンチンの大統領を務めた人物で、民主的選挙によって選ばれた世界初の女性国家元首として知られます。
マリア・エステラ・マルティネス・デ・ペロン(María Estela Martínez de Perón)は、1931年にアルゼンチンで生まれた政治家です。「イサベル」というニックネームで知られ、ペロン主義運動の指導者フアン・ペロンの3番目の妻として政治の世界に入りました。
フアン・ペロンが1973年の大統領選挙で勝利した際、イサベルは副大統領に就任しました。フアン・ペロンは1974年に死去し、イサベルが大統領職を引き継ぎました。これにより彼女は、民主的な選挙を経た政権の中で女性として初めて国家元首の地位に就いた人物となりました。
しかし大統領としての任期は困難を極めました。経済の急速な悪化、左翼ゲリラと右翼準軍事組織による暴力の激化、そして政権内部の混乱が重なりました。特に政権の実権を握ったとされる秘書のホセ・ロペス・レガが「三重A」と呼ばれる右翼テロ組織との関係を疑われ、政治的混乱に拍車をかけました。
1976年3月に軍事クーデターが発生し、イサベルは軍に拘束されて失脚しました。その後スペインへ亡命し、晩年はマドリードで過ごしました。在任期間は短く波乱に満ちたものでしたが、女性国家元首の先駆けとして歴史に名を刻んでいます。
使い方・例文
「イサベル・ペロンは民主的選挙による世界初の女性国家元首として政治学や女性史の教科書に登場する」ことが多いです。
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