イサベル・デ・ポルトゥガル (カール5世皇后)とは?
いさべるでぽるとぅがる
イサベル・デ・ポルトゥガルとは、神聖ローマ皇帝カール5世の皇后で、賢明な摂政としてスペインの内政を担った16世紀の人物です。
イサベル・デ・ポルトゥガル(1503〜1539年)は、ポルトゥガル王マヌエル1世とスペイン女王フアナの娘として生まれました。1526年にカール5世(スペイン王カルロス1世)と結婚し、神聖ローマ帝国の皇后・スペイン王妃となりました。
カール5世は広大な帝国の統治のため各地を転戦・巡幸することが多く、その間イサベルはスペインの摂政として実質的な内政を担いました。彼女は政治的手腕に優れ、貴族・聖職者との関係を巧みに調整し、統治を安定させたと伝えられています。
二人の間には後のフェリペ2世をはじめ複数の子女が生まれ、ハプスブルク家の継承を確固たるものにしました。カール5世はイサベルを深く敬愛しており、彼女の死後は以前にも増して信仰に打ち込んだと伝わります。
イサベルの肖像画はティツィアーノが描いたものが著名で、後世の人々に彼女の面影を伝えています。彼女の生涯は、16世紀ヨーロッパにおける皇后・王妃の政治的役割の大きさを示す重要な事例の一つです。
使い方・例文
「カール5世の不在中、イサベルはスペインの摂政としてハプスブルク帝国の内政を支えた」という形で、近世ヨーロッパ史の授業や解説に登場します。
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