イェンス・ベルセリウスとは?
いぇんすべるせりうす
イェンス・ベルセリウスとは、19世紀前半のスウェーデンの化学者で、元素記号の体系を確立し多くの元素を発見した近代化学の父のひとりです。
イェンス・ヤコブ・ベルセリウス(1779〜1848年)は、スウェーデン出身の化学者で、近代化学の基礎を築いた最重要人物のひとりです。ウプサラ大学で医学を学んだのち、ストックホルム医外科学院で化学の教授として長く活躍しました。
ベルセリウスの最も重要な功績のひとつは、元素記号の体系化です。それまで各国で異なる記号や略号が使われていた元素の表記を、ラテン語・ギリシャ語の元素名に基づく1〜2文字のアルファベット表記に統一しました。この表記法は現在も世界共通で使われており、周期表の基盤となっています。
また、ベルセリウスは自身の実験によって多くの元素を発見・単離しました。主な成果には以下のものが挙げられます。
- セリウム(1803年、共同発見)
- セレン(1817年)
- トリウム(1828年)
- シリコン・ジルコニウムなどの純粋な単離にも成功
さらに原子量の精密測定、電気化学的二元論(化合物をプラスとマイナスの成分に分解して理解する考え方)の提唱など、理論面でも大きな貢献を残しました。「有機化学」「触媒」「同素体」などの化学用語を命名したことでも知られています。
使い方・例文
化学の授業や教科書で元素記号の歴史を学ぶ際、その体系を作った人物としてベルセリウスの名前が必ず登場します。
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