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アール・ブリュットとは?

あーる・ぶりゅっと

アールブリュットとは、正規の美術教育を受けていない人が自発的な衝動から生み出した、既成の芸術概念にとらわれない独創的な芸術作品やその概念のことです。

アールブリュット(Art Brut)とは、フランス語で「生の芸術」を意味する言葉で、正規の美術教育や芸術界の影響を受けずに、内なる衝動や個人的な必然性から生み出された芸術作品を指します。精神的な疾患を持つ人、独学の作家、社会の枠外に生きる人々による創作が含まれることが多く、制度化されたアートとは一線を画す存在として注目されています。

この概念は、フランスの画家ジャン・デュビュッフェが1945年頃に提唱しました。彼は精神科病院の患者や独学の芸術家たちによる作品に強い独創性を見出し、アカデミズムや商業主義に染まった既成芸術(「文化的芸術」)に対するオルタナティブとしてアール・ブリュットを定義しました。

アール・ブリュットの主な特徴は以下のとおりです。

  • 外部からの影響や評価を意識せず、内的な動機だけで制作される
  • 素材・技法・スタイルが既成の美術規範に縛られない
  • 繰り返しや強迫的ともいえる緻密さが見られる場合がある
  • 作者自身が「芸術家」として自覚していないことも多い

日本では「アウトサイダーアート」とも呼ばれ、障害のある人の創作活動を評価する文脈でも広く使われています。滋賀県の「ボーダレス・アートミュージアムNO-MA」など、アール・ブリュットを専門的に扱う施設も国内に存在します。

使い方・例文

精神科病院に入院している患者が独自のルールで何年もかけて描き続けた緻密な絵画が、アール・ブリュットの展覧会で紹介され、その独創性が高く評価される事例があります。

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