アン・ラカトンとは?
あんらかとん
アン・ラカトンはフランスの建築家で、パートナーのジャン=フィリップ・ヴァッサルとともに「最小限の介入で最大限の生活空間」を追求する設計思想で知られます。
アン・ラカトン(Anne Lacaton、1955年生まれ)はフランスの建築家であり、ジャン=フィリップ・ヴァッサルとともに建築事務所「ラカトン&ヴァッサル」を主宰しています。
同事務所の設計思想は一貫して「取り壊しではなく変革(Never Demolish)」に基づいており、既存の建築物を解体せずに改修・増築することで資源の無駄を省き、住人の生活を継続させながら建物の質を向上させることを最優先とします。この姿勢はフランスの集合住宅再生プロジェクトで特に実践されてきました。
代表作としては、ボルドーのラ・デル・コレクティブ(集合住宅の大規模改修)やナントの芸術学校など、既存建物に大きなバルコニーや温室状の増築空間を付加することで面積と採光を劇的に改善した事例が挙げられます。素材はしばしば農業用温室に使われるポリカーボネートや安価な工業製品を活用し、低コストながら豊かな居住空間を生み出す点も特徴です。
2021年にはヴァッサルとともに建築界最高の栄誉とされるプリツカー賞を受賞し、社会的課題と向き合う建築の可能性を世界に示しました。
使い方・例文
「ラカトン&ヴァッサルの設計した集合住宅改修では、住人を仮移転させずに工事を進め、バルコニー拡張によって各戸の面積を大幅に増やした」という文脈で登場します。
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