アンドリュー・グローブとは?
あんどりゅーぐろーぶ
アンドリュー・グローブとは、インテルを世界最大の半導体企業に育て上げた経営者で、「パラノイアだけが生き残る」という言葉で知られるハンガリー系アメリカ人の実業家です。
アンドリュー・グローブ(1936〜2016年)は、ハンガリーのブダペスト生まれで、ナチスの占領とソ連支配を逃れてアメリカに渡ったユダヤ系移民です。カリフォルニア大学バークレー校で化学工学の博士号を取得し、後にシリコンバレーの歴史を塗り替える人物となりました。
1968年にロバート・ノイスやゴードン・ムーアとともにインテルを共同創業し、1987年から1998年にかけてCEOを務めました。彼の在任期間中、インテルはDRAMメモリチップ事業から撤退するという大胆な転換を行い、マイクロプロセッサ市場に集中することで「インテル・インサイド」ブランドを確立、世界最大の半導体企業へと成長させました。
グローブの経営哲学は独特の危機意識に基づいており、その代表的な著書『パラノイアだけが生き残る』(Only the Paranoid Survive)では「戦略的変曲点」という概念を提唱しました。業界の構造が根本から変わる瞬間を見極め、企業は柔軟に自己変革しなければならないという主張は、現代のビジネスパーソンにも広く読まれています。
タイム誌の「今世紀の人物」にも選ばれ、技術と経営の両面でシリコンバレーの礎を築いた人物として評価されています。
使い方・例文
経営学やビジネス書の文脈で「戦略的変曲点」や「危機管理」を論じるとき、グローブの名前とインテルの事例が取り上げられます。半導体産業の歴史を語る場面でも欠かせない人物です。
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