アントニオ・ホセ・デ・スクレとは?
あんとにおほせですくれ
アントニオ・ホセ・デ・スクレとは、19世紀南米の独立運動を率いたベネズエラ出身の将軍で、ボリビアの初代大統領となった人物です。
アントニオ・ホセ・デ・スクレ(1795〜1830年)は、シモン・ボリバルの右腕として南米独立戦争を戦い抜いた軍人・政治家です。現在のベネズエラ東部クマナに生まれ、若くして独立運動に身を投じました。
軍事的才能が際立っていたスクレは、1822年のピチンチャの戦いでスペイン軍に決定的な勝利を収め、現在のエクアドルを解放しました。さらに1824年のアヤクチョの戦いでは、南米における最後の大規模なスペイン軍を打ち破り、大陸全体の独立を事実上確定させました。この戦いは南米独立史において最も重要な会戦のひとつとされています。
1825年にはボリビア(当初「ボリビア共和国」と命名)が独立を宣言し、スクレはその初代大統領に就任しました。在任中は教育の普及や行政制度の整備に取り組みましたが、政情が不安定なため1828年に辞任を余儀なくされました。
スクレはボリビアの首都スクレ(Sucre)にその名を残しており、南米の独立の父のひとりとして広く尊敬されています。ボリバルと並ぶ独立英雄として、現在も南米各国で高い評価を受けています。
使い方・例文
南米独立史の授業では、アヤクチョの戦いにおけるスクレの指揮がスペイン植民地支配終焉の決定打として取り上げられます。
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