アンタナス・スメトナとは?
あんたなすすめとな
アンタナス・スメトナとは、20世紀前半のリトアニア大統領で、権威主義体制のもと国家建設を主導した政治家です。
アンタナス・スメトナ(Antanas Smetona、1874〜1944年)は、リトアニアの政治家・国家指導者です。リトアニアが第一次世界大戦後に独立を宣言した時代に、国家建設の中心人物として活躍しました。
スメトナはリトアニア語の普及と民族意識の高揚に尽力した知識人・ジャーナリストとしてキャリアをスタートさせました。1918年のリトアニア独立宣言後、初代国家評議会議長(一時的な国家元首)を務めました。その後1926年のクーデターにより大統領に就任し、1940年にソ連がリトアニアを占領するまでの長期にわたって権威主義的な体制でリトアニアを統治しました。
彼の統治は民族主義・権威主義的な色彩が強く、政党を制限して「リトアニア民族連合」を中心とした一党支配体制を構築しました。一方で、この時代に経済の安定・近代化が進んだ面もあり、評価は複雑です。
1940年のソ連侵攻に際してスメトナは国外に脱出し、最終的にアメリカに亡命しました。1944年にオハイオ州でその生涯を終えています。リトアニアでは独立期の国家建設者として一定の評価を受ける一方、権威主義統治への批判的な見方も存在します。
使い方・例文
バルト諸国の近現代史を学ぶ際、スメトナのリトアニアとエストニア・ラトビアの権威主義政権は、戦間期ヨーロッパの政治動向を示す比較事例として取り上げられます。
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