アンコール・ワット建立者(スールヤヴァルマン2世)とは?
すーるやゔぁるまんにせい
スールヤヴァルマン2世とは、12世紀前半のクメール帝国の王で、世界最大級のヒンドゥー教寺院建築として知られるアンコール・ワットを建立した人物です。
スールヤヴァルマン2世(Suryavarman II、在位1113〜1150年頃)は、現在のカンボジアを中心に繁栄したクメール帝国の国王です。その名はサンスクリット語で「太陽の守護者」を意味し、クメール王朝の中でも屈指の実力者として歴史に名を刻んでいます。
彼の最大の業績は、カンボジア北西部のシェムリアップ近郊に造営されたアンコール・ワットです。この建築物はヴィシュヌ神に捧げられたヒンドゥー教寺院として建設され、後に仏教寺院へと転用されました。南北約1.3km・東西約1.5kmの外壁に囲まれた境内は世界最大の宗教建築のひとつとされており、複雑な回廊・精緻なレリーフ・五塔を擁する中央祠堂が特徴的です。
政治面では、クメール帝国の版図を東南アジア各地へ拡大し、チャンパ(現ベトナム南部)やダヴァーラヴァティー(現タイ中部)方面への遠征も行いました。また、行政機構の整備や灌漑インフラの拡充によって農業生産力を高め、帝国の繁栄を支えました。
アンコール・ワットは1992年にユネスコ世界遺産に登録され、現在はカンボジアの国旗にも描かれるほど国家的シンボルとなっています。スールヤヴァルマン2世の存在なくして、この遺産は語れません。
使い方・例文
世界遺産や東南アジア史を扱う文脈で「アンコール・ワットを建立したスールヤヴァルマン2世は12世紀のクメール王」のように紹介されます。
この用語をシェア
最終更新: