アルフォンス・ドーデとは?
あるふぉんすどーでー
アルフォンス・ドーデは19世紀フランスの小説家で、南仏プロヴァンスの風土と庶民の暮らしを温かく描いた作品で知られます。
アルフォンス・ドーデ(Alphonse Daudet、1840〜1897年)は、フランス南部のニームに生まれた小説家・劇作家です。貧しい家庭に育ち、若くして生計を立てるためパリへ出たのち、文筆活動に専念しました。
代表作『風車小屋だより』(1869年)は、故郷プロヴァンスの自然と人々の生活を短編集の形で描いた作品で、明るくユーモアあふれる筆致が高く評価されました。また『月曜物語』に収録された短編「最後の授業」は、普仏戦争後のアルザス地方を舞台に、失われゆく母国語フランス語への愛情を描いた作品として世界的に知られ、多くの国の教科書にも採用されてきました。
長編では、パリの社交界や成り上がり者の虚栄を風刺した『タルタラン・ド・タラスコン』シリーズや、『サフォー』などがあります。自然主義文学の時代に活躍しましたが、エミール・ゾラのような厳格な自然主義よりも、詩的な情感と人道主義的な視点を重んじた作風で独自の地位を築きました。
晩年はリウマチに苦しみながらも執筆を続け、南仏への郷愁と人間への温かなまなざしを貫いた文学者として、フランス文学史に名を残しています。
使い方・例文
中学・高校の国語や仏語の授業で「最後の授業」が取り上げられる際にドーデの名前が登場します。また南フランスやプロヴァンス文化を紹介する文脈でも頻繁に引用される作家です。
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