郷愁とは?
きょうしゅう
郷愁とは、故郷や過去の懐かしい時代・場所・人々に対して抱く、切なくも温かい懐かしさの感情です。
郷愁(きょうしゅう)とは、かつて自分がいた場所や時代、あるいはそこでの人・出来事を懐かしく思い起こし、もう一度そこへ戻りたいと感じる切ない感情です。「ノスタルジア(nostalgia)」とほぼ同義に使われることが多く、ノスタルジアはギリシャ語の「nostos(帰郷)」と「algos(痛み)」に由来します。
郷愁の特徴として次のことが挙げられます。
- 甘さと切なさが混在した感情で、悲しみとは区別される独特の情感を持つ。
- 故郷・幼少期・学生時代・失われた関係性など、自分の過去と結びついた記憶から生じることが多い。
- 音楽・においなど感覚的な刺激が記憶を呼び起こし、郷愁を誘発することがある。
- 心理研究では、郷愁が孤独感や不安を和らげ、自己連続性(自分の一貫したアイデンティティ感)を強化する機能があることが示されている。
郷愁は個人的な感情でありながら、音楽・文学・映画などの芸術作品の重要なテーマとなっており、「あの頃はよかった」という感覚を呼び起こす作品は多くの人の共感を集めます。また、マーケティングでは「レトロ」や「懐かしさ」を活用した手法として郷愁が応用されることもあります。
使い方・例文
幼い頃に過ごした祖父母の家を訪れたり、昔流行した曲を偶然耳にしたりしたとき、胸の奥がじんとするような懐かしさを感じる場面が郷愁です。
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