アメンホテプ3世とは?
あめんほてぷさんせい
アメンホテプ3世とは、古代エジプト新王国時代の第18王朝のファラオで、平和と繁栄の時代に巨大建築や外交を展開した「壮麗王」と称される人物です。
アメンホテプ3世(在位:紀元前1388年頃〜紀元前1351年頃)は、古代エジプト新王国時代・第18王朝のファラオです。トトメス4世の息子として生まれ、長期にわたる治世の中でエジプトの繁栄と国際的地位の頂点を体現した王として知られています。
アメンホテプ3世の治世の特徴は、大規模な軍事遠征よりも外交と建築による国力の誇示にありました。当時の中近東では、エジプト・ヒッタイト・ミタンニ・バビロニアなどの大国が勢力を競い合う「アマルナ時代」の前夜にあたり、彼はアマルナ文書として知られる粘土板外交文書を通じて諸国の王たちと対等な関係を維持しました。
建築面での業績は特に目覚ましいものがありました。
- ルクソール神殿の主要部分の建造
- カルナック神殿の増築と巨大な第3塔門の建設
- 現在は残っていないが往時は巨大だったと伝わる葬祭殿(メムノンの巨像がその名残)
- テーベ西岸に豪奢な王宮・マルカタ宮殿の造営
アメンホテプ3世は宗教的にも重要な時代に位置し、その晩年から息子のアメンホテプ4世(アクエンアテン)によるアテン神信仰(いわゆるアマルナ革命)につながる土台が築かれました。エジプト新王国の黄金期を象徴するファラオとして、考古学・エジプト学の分野で今も精力的に研究されています。
使い方・例文
古代エジプトの建築や外交を解説する場面で、ルクソール神殿やメムノンの巨像の建造者として紹介されることが多いファラオです。
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