アドウムとは?
あどうむ
アドウムとは、西アフリカのガーナなどで生まれた伝統的な布地「ケンテ」の制作に用いられる手織り技法や、その関連文化・芸術様式を指す言葉です。
アドウム(Adwom)は、西アフリカのガーナを中心とするアカン系民族、とりわけアシャンティ族の間で受け継がれてきた伝統的な歌や口承詩の一形式です。アドウムは単なる歌ではなく、王族や首長への賛美、英雄の功績の称揚、共同体の歴史や価値観を伝える口承芸術として機能してきました。
その構造は、リードシンガーと群衆の掛け合い(コール・アンド・レスポンス)を基本とし、太鼓などの打楽器が伴奏を担います。歌詞にはアカン語の比喩表現や慣用句が豊富に用いられており、言語的・文化的に高度な内容を含んでいます。
アドウムが演奏される場面としては、以下のようなものが挙げられます。
- 王や酋長の即位式・葬儀などの儀礼
- 豊作や戦勝を祝う祭り
- コミュニティの結束を深める集会
- 重要人物への表敬行事
現代においても、ガーナの文化振興や無形文化遺産の保護という観点から、アドウムの継承が重視されています。西洋音楽の影響を受けながらも、伝統的な形式を守ろうとする演者たちの活動が続いており、アフリカ音楽研究の重要な対象ともなっています。
使い方・例文
ガーナの王室行事や民族祭典の場でアドウムが披露される場面を、民族音楽のドキュメンタリーや学術資料で目にすることがあります。
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