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アダム・ファーガソンとは?

あだむふぁーがそん

ダム・ファーガソンとは、18世紀スコットランドの道徳哲学者・歴史家で、市民社会論の先駆者として知られる人物です。

ダム・ファーガソン(Adam Ferguson、1723〜1816年)は、スコットランド啓蒙主義を代表する哲学者・歴史家です。エジンバラ大学で道徳哲学の教授を務め、アダム・スミスデイヴィッド・ヒュームと同時代に活躍しました。

主著『市民社会史論(An Essay on the History of Civil Society)』(1767年)は、人類社会の歴史的発展を「野蛮・未開・文明」の段階として論じた先駆的な著作です。ファーガソンは、商業社会が発展することで物質的豊かさは増す一方、市民としての徳(徳性)や公共精神が失われる危険性を指摘しました。この視点は、近代化批判や市民社会論の重要な出発点となっています。

彼の思想の主な特徴は以下のとおりです。

  • 社会は個人の契約から生まれるのではなく、本来的に社会的存在である人間の自然な産物であるという見解
  • 労働分業の進展が市民的徳性を損なうという警告
  • 軍事的徳性と共和主義的自由への関心
  • 歴史的・比較的方法による社会分析

ファーガソンの思想はカール・マルクスの疎外論にも影響を与えたとされており、社会科学史において重要な位置を占めています。

使い方・例文

政治哲学や社会思想の文脈で「ファーガソンは市民社会の崩壊を商業化の進展に見た」というかたちで引用されます。

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