アグリバイオテクノロジーとは?
あぐりばいおてくのろじー
農業と生命科学を融合させ、作物の品種改良や生産性向上を科学的に推進する技術分野です。
アグリバイオテクノロジーとは、農業(Agriculture)と生命工学(Biotechnology)を組み合わせた学術・産業分野であり、遺伝子・細胞・微生物などの生命科学の知見を農作物や畜産物の改良に応用する技術の総称です。
従来の品種改良は、交配を繰り返して望ましい形質を持つ個体を選抜する方法でした。アグリバイオテクノロジーは、この過程を遺伝子レベルで制御することで、より短期間・高精度に目的の性質を持つ品種を作り出せます。代表的な技術には以下のものがあります。
- 組換えDNA技術:他の生物の有用な遺伝子を導入し、病害虫への抵抗性や栄養強化を実現する
- ゲノム編集:CRISPR-Cas9などの技術で特定の遺伝子を正確に改変する
- 組織培養・カルス培養:細胞レベルで植物を増殖・再生させる
- バイオ農薬・バイオ肥料:微生物を活用した環境負荷の低い農業資材の開発
農業人口の減少、気候変動による収量不安定、食料安全保障の観点から、アグリバイオテクノロジーへの期待は世界的に高まっています。一方で、生態系への影響や遺伝子組換え食品の安全性についての社会的議論も続いており、各国で異なる規制が設けられています。
使い方・例文
除草剤耐性を持つ大豆や害虫抵抗性のトウモロコシは、アグリバイオテクノロジーによって開発された代表的な商業品種です。
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