ふすま絵とは?
ふすまえ
ふすま絵とは、和室の襖(ふすま)の表面に描かれた絵画で、日本の伝統的な室内装飾芸術の一形式です。
ふすま絵(襖絵)は、和室の間仕切りや押し入れの扉として用いられる襖(ふすま)の表面に描かれた絵画です。中国の壁画や屛風画の影響を受けながら、日本独自の空間芸術として発展してきた日本絵画の重要なジャンルのひとつです。
ふすま絵は平安時代から描かれており、安土桃山時代から江戸時代初期にかけて最も盛んに制作されました。この時期には狩野派をはじめとする絵師集団が、城郭や寺社・大名屋敷などの建物内に大規模な障壁画(ふすま絵・壁画・天井画など)を制作しました。金箔を背景に大胆な構図で描かれた作品が多く、豪華絢爛な桃山文化を代表する美術として高く評価されています。
代表的な作品としては、京都の二条城二の丸御殿や大徳寺・妙心寺などの寺院に残るものが広く知られています。描かれるモチーフは松・竹・梅・鷹・虎・山水など自然をテーマにしたものが多く、複数枚の襖にまたがって一枚の大きな絵として構成されることも特徴的です。
現代では職人による修復が行われる一方、現代作家が新たなふすま絵を制作するケースもあり、伝統と革新が交差する分野として注目されています。
使い方・例文
京都の寺院を訪れると、広い書院の間に続く複数の襖に大きな山水画や花鳥図が描かれたふすま絵を目にすることができます。重要文化財に指定されているものも多く、日本美術の精粋として大切に保存されています。
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