ふくろう星雲とは?
ふくろうせいうん
ふくろう星雲とは、おおぐま座に位置する惑星状星雲で、二つの暗いリングが目のように見えることからフクロウに例えられた天体です。
ふくろう星雲(M97、NGC 3587)は、おおぐま座に位置する惑星状星雲のひとつで、メシエカタログ第97番天体として知られています。地球からの距離はおよそ2,000光年と推定されており、比較的近傍にある惑星状星雲のひとつです。
惑星状星雲とは、太陽程度の質量をもつ恒星が一生の末期に外層を宇宙空間へ放出し、中心に残った白色矮星が周囲のガスを電離・発光させた天体です。ふくろう星雲の中心にも白色矮星が存在し、周囲の淡い光のシェルを照らしています。シェルはほぼ球形に広がっており、見かけの直径は満月の約3分の1程度とやや大きく見える部類に入ります。
「ふくろう」という愛称は、星雲の面内に暗い領域が2か所あり、それがまるでフクロウの目のように見えることに由来します。ただし、この暗い部分は実際にガスの密度が低い空洞で、視線方向の構造を反映しています。望遠鏡で観察すると淡い円盤状に見えるため、中級以上のアマチュア天文家の観測目標として人気があります。惑星状星雲全体としては、将来の太陽の姿を示す天体として教育的にもよく取り上げられます。
使い方・例文
アマチュア天文家が双眼鏡や小型望遠鏡でおおぐま座周辺を観察する際、ふくろう星雲はM81・M82銀河などとともによく観測対象に挙げられる天体です。
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