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たたら製鉄とは?

たたらせいてつ

たたら製鉄とは、日本古来の製鉄法で、粘土製の炉に砂鉄と木炭を交互に投入して和鉄・鋼を作る伝統技術です。

たたら製鉄(たたらせいてつ)は、日本で古くから行われてきた伝統的な製鉄技術です。「たたら」とは風を送るためのふいご(鞴)の一種を指し、この送風装置を使った炉で砂鉄と木炭から鉄を生産する方法全体を指します。奈良時代ごろから発展し、江戸時代には高い技術水準に達しました。

製鉄の工程は、粘土で作られた細長い炉(高殿:たかどの)に砂鉄と木炭を交互に投入し、ふいごで空気を送り込んで高温で還元反応を起こすというものです。数日間にわたって燃やし続けることで炉の底に「けら」と呼ばれる鉄の塊が生成されます。けらの中の炭素量によって、刀剣用の高品質な鋼(玉鋼:たまはがね)と、農具向けの銑鉄(ずく)に分かれます。

たたら製鉄の特徴と意義は以下の点にあります。

  • 日本刀の素材「玉鋼」はたたらでしか作れない唯一の鋼材
  • 砂鉄を原料とするため、鉄鉱石が少ない日本の地理的条件に適合
  • 大量の木炭と砂鉄を消費するため、製鉄地は森林資源の豊富な山間部に発達
  • 明治以降、西洋式高炉の普及により衰退したが、現在は島根県の日刀保たたらが伝統継承のため操業を続けている

使い方・例文

現代の日本刀鍛冶師が使う玉鋼は、島根県で年に数回行われるたたら製鉄の操業で生産されており、伝統の刀剣文化を支えています。

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