すり傷とは?
すりきず
すり傷とは、皮膚が地面や物体に擦れることで表皮がはがれた浅い傷のことで、日常生活で最もよく見られる外傷のひとつです。
すり傷(擦過傷・擦り傷)とは、皮膚の表面が地面・アスファルト・金属などの硬いものと摩擦することで、表皮や真皮の一部が削り取られた状態の外傷です。切り傷と異なり傷口の縁が不規則で、広範囲にわたることが多く、傷面には砂や汚れが混入しやすいという特徴があります。
受傷直後は傷面からじわじわと出血し、特有のヒリヒリとした痛みが生じます。浅いすり傷では多くの場合、皮膚の再生能力によって数日から1〜2週間で自然に治癒します。一方、真皮まで達する深いすり傷は治癒に時間がかかり、瘢痕(傷跡)が残ることもあります。
適切な応急処置の手順は以下のとおりです。
- 流水で傷口の砂・汚れをしっかり洗い流す。
- 清潔なガーゼや布で出血を軽く押さえて止血する。
- 傷が乾燥しないよう、必要に応じて被覆材(創傷被覆材・絆創膏)で保護する。
- 傷口が広い・深い・汚染が著しいなど重症の場合は医療機関を受診する。
近年は「湿潤療法(モイストヒーリング)」が普及し、傷を乾かさずに密閉することで治癒を促進し、傷跡を残りにくくする方法が一般的になっています。感染の兆候(赤み・腫れ・膿・発熱など)があれば早めに受診することが大切です。
使い方・例文
自転車で転倒した際に膝や手のひらができる傷はすり傷の典型例で、まず流水でよく洗浄してから絆創膏などで保護します。
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