気温とは?意味・測り方・天気との関係をわかりやすく解説
公開 2026年7月10日
気温とは
気温とは、地表付近の大気(空気)の温度のことです。単位はセルシウス度(℃)で表され、私たちが「今日は暑い」「寒い」と感じる感覚の基準となる数値です。気温は時間帯・季節・地形・雲の有無などさまざまな要因によって変化します。
気温の測り方
気温を正確に測るためには、いくつかの条件を守る必要があります。気象庁の観測基準では、温度計は地上約1.5メートルの高さに設置することが定められています。これは、地面の熱や放射の影響を受けにくい高さとして国際的に統一されたものです。
また、直射日光が温度計に当たると実際の気温よりも高い値が出てしまうため、百葉箱(ひゃくようばこ)と呼ばれる白い木製の箱に温度計を収めて測定します。百葉箱は四方に細いルーバー(よろい戸)が並んでおり、風通しを確保しながら直射日光と雨を防ぐ構造になっています。現在の気象観測所では自動気象観測装置(AMeDAS)が広く使われていますが、設置条件の考え方は同じです。
気温と天気の関係
気温は天気と密接に関係しています。太陽の光が地面を暖め、その熱が空気に伝わることで気温が上がります。雲が多い日は太陽光が遮られるため気温が上がりにくく、晴れた日は気温が高くなりやすい傾向があります。
また、上空に行くほど気温は低下します。対流圏(地表から約10〜16km)では、高度が100メートル上がるごとにおよそ0.65℃気温が下がるとされています。山の頂上が麓よりも寒いのはこのためです。
日較差と年較差
1日のうちの気温の最高値と最低値の差を日較差(にちかくさ)といいます。一般に、晴れた日や内陸部では日較差が大きくなります。一方、1年間の最高気温と最低気温の差を年較差(ねんかくさ)といい、大陸性気候の地域では年較差が大きく、海洋性気候の地域では小さい傾向があります。
生活への影響
気温は農作物の生育・電力需要・熱中症リスクなど、私たちの生活に広く影響します。気象庁は気温の観測データをもとに天気予報や警報・注意報を発表しており、日常生活の安全を守るうえで欠かせない情報となっています。