月とは?地球の衛星・満ち欠け・潮の満ち引きまでわかりやすく解説
公開 2026年7月12日
月とは
月(つき)は地球の唯一の天然衛星であり、地球からの平均距離は約38万4千kmです。直径は約3,474kmで地球の約4分の1、質量は地球の約81分の1です。太陽系の衛星の中では5番目に大きく、惑星に対する衛星の大きさの比率としては非常に大きい部類に入ります。
満ち欠けの仕組み
月は自ら光を放つのではなく、太陽の光を反射して輝いています。月は地球のまわりを約27.3日かけて公転しており、地球と月と太陽の位置関係によって、地球から見える月の照らされた部分の面積が変化します。これが満ち欠け(月相)です。新月・三日月・上弦の月・満月・下弦の月のように変化し、新月から次の新月までの周期は約29.5日です。この周期が暦の「一か月」の起源となっており、現在の太陽暦でも1か月という単位はここから来ています。
月の表面とクレーター
月の表面には無数のクレーターが存在します。これらは小天体(隕石や小惑星)が衝突した際にできた窪みです。月には地球のような大気がほとんどなく、また地質活動もほぼないため、衝突の痕跡が何十億年もそのまま残っています。一方、地球側に向いた月の表面には広大な暗い平原(海と呼ばれる)もあり、これは過去の火山活動で溶岩が流れ込んで固まったものです。月は常に同じ面を地球に向けており、これを潮汐固定(自転と公転の周期が一致した状態)といいます。
潮の満ち引きとの関係
月の重力は地球の海水を引き寄せ、潮の満ち引き(潮汐)を引き起こします。月に近い側の海面は引き寄せられて盛り上がり(満潮)、月と反対側も遠心力の影響で盛り上がります。月と太陽が一直線に並ぶ新月・満月のころには引力が重なり、潮の差が大きくなる大潮になります。潮汐は漁業や航海、沿岸の生態系に大きな影響を与えており、地球の自転速度を長い年月をかけてゆっくり遅らせる効果もあります。